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21日後場の日経平均株価は前日比159円安の1万1,309円と大幅反落。TOPIXは10ポイント安の962ポイント。騰落銘柄数は値上がり563銘柄、値下がり1,020銘柄、変わらず117銘柄。対主要通貨で円相場が強含むとともに、中国・上海総合指数が急反落するなどアジア株安が警戒された。株価指数先物にまとまった売り物が出て下げを主導し、日経平均株価は一時1万1,301円（前日比166円安）を付ける場面があった。その後の戻りも鈍く、手控え気分が続いた。

前日の米国市場

20日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比108ドル安の1万3,927ドル、ナスダック総合指数が同49ポイント安の3,164ポイントで取引を終了した。出来高概算はニューヨーク市場が8億1,599万株、ナスダック市場が19億4,105万株だった。米1月の住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で89万戸と市場予想の92万5,000戸を下回り、上値が重いスタートとなった。その後、1月FOMC（米連邦公開市場委員会）の議事録が発表され、複数の委員が大規模な量的緩和の副作用について懸念を表明していたことが明らかとなり、量的緩和の早期縮小を警戒し、利益確定売りに押される展開となった。NYダウ採用30銘柄では24銘柄が下落した。

業種・個別株動向

業種別(東証33業種)株価指数は値下がり31、値上がり2。保険、非鉄金属、鉄鋼などが値下がり率上位。値上がりは空運とその他製品。前日急伸した東京海上<8766>などの保険株に利益確定売りが続いた。JFE<5411>などの鉄鋼株や、住友鉱<5713>などの非鉄株も軟調。半面、JAL<9201>などの空運株が上昇。任天堂<7974> （主力大証）などのその他製品株も堅調。