気になるニュース、NYダウ、NASDAQ、東京市場、映画 音楽 仕事 その他
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
浜松医大のほか機械制御装置のエヌエスティー(浜松市)、ソフトウエア開発のゾディアック(同市)、医療機器販売の永島医科器械(東京・文京)が開発した。光源を使って声帯を診察することで、声のかすれや声帯ポリープの診断、喉頭がんの発見などに役立つという。
人間はのどの奥にある左右一対の声帯を素早く開閉させて声を出す。声帯は1秒間に数十~数千回と高速で振動するため、通常の内視鏡では動きを把握できない。
ストロボ光源と内視鏡を患者の口の中に入れ、「あー」などと声を出してもらいながら撮影する。のどに当てたマイクで声の波形を検知し、点滅間隔を音波の周期より少しだけ長くする。点灯した瞬間の画像を連続して流すことで、実際より遅い速度で声帯の開閉を再現できる。
点滅間隔をデジタル制御することで、約2000ヘルツの高音域まで撮影し、再生速度も自在に変えられる。現在使われているアナログ式の光源は点灯させたままシャッターを開閉する方式。高速で開閉を制御するため約500ヘルツまでしか撮影できず、価格も1台約400万円と高額だった。
厚生労働省は16日、一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売のルールを議論する検討会を開き、副作用のリスクが高い薬の販売条件を巡って議論した。薬剤師が確実に薬の使用者の症状を目で見て判断する必要があるか否かで意見が対立した。厚労省は月内にも結論を出す。
ケンコーコムなどのネット業者は対面でなくても薬剤師がメールや電話などで必要なやりとりはできると訴えた。テレビ電話を条件とすることにも反対した。一方、日本薬剤師会や日本チェーンドラッグストア協会は対面で直接会わなければならないとした。
ただ、薬剤師が使用者を目視することを条件とすれば、薬局での対面販売でも親が子どものために代理で購入することも不可能になりかねない。日本チェーンドラッグストア協会の森信理事は会議の当初、対面での代理購入の禁止に賛同したが、途中で撤回するなど議論が迷走した。
大阪大の研究チームは、角膜損傷の患者を対象に、様々な細胞に成長できるiPS細胞を使った再生医療の臨床研究を3~4年後を目標に始める。患者の血液をもとに作ったiPS細胞から角膜シートを作製し、損傷部に移植する。ドナー不足が深刻な角膜移植に代わる新たな治療技術として実用化を目指す。
臨床研究計画は日本眼科学会と日本眼科医会が16日に東京都内で開いた記者会見で西田幸二大阪大教授が明らかにした。
臨床研究では、採取しやすい患者自身の血液からiPS細胞を作る。角膜の上皮細胞と内皮細胞に育ててシート状にして角膜の損傷部に貼り、がんができずに視力が回復するかを確認する。
角膜に炎症が起きたり、薬剤で傷ついたりすると視力障害が起きる。治療には死亡した人からの角膜移植が必要だが、ドナー数は不足気味で、国内の待機患者数は約2600人とされる。