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7日後場の日経平均株価は前週末比89円安の1万599円と6営業日ぶりに反落した。前場安値1万629円（前週末比59円安）を下回り、僅かながら1万600円を割り込んだ。TOPIXは同7ポイント安の881ポイント。騰落銘柄数は値上がり838銘柄、値下がり763銘柄、変わらず95銘柄。引けにかけて円相場が対ドル、対ユーロで上昇し、輸出関連株中心に利益確定売りが続いた。市場からは「ドル・円が1ドル＝87円台（前週末終値は1ドル＝88円08銭－10銭）に入り、利益確定売りを促す要因となった。ただし、これまで一本調子で上昇してきただけに、当然の一服といえよう」（中堅証券）との声が聞かれた。

前週末4日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比43ドル高の1万3,435ドル、ナスダック総合指数が同1ポイント高の3,101ポイントで取引を終了した。出来高概算はニューヨーク市場が6億5,091万株、ナスダック市場が16億9,933万株だった。米12月の雇用統計で、季節調整済みの非農業分野の雇用者数が前月比15万5,000人増と市場予想の15万3,000人増を上回ったことを好感。NYダウ採用銘柄では、バンク・オブ・アメリカやJPモルガンなどの金融株を中心に物色された。

業種別(東証33業種)株価指数は値下がり27、値上がり6。証券商品先物、パルプ紙、ゴムなどが値下がり率上位。小売、サービス、食料品などが値上がり率上位。野村<8604>、大和証G<8601>などの証券株が安い。トヨタ<7203>、スズキ<7269>などの自動車株や、ブリヂス<5108>などのタイヤ株も軟調。JPモルガン証券が投資判断と目標株価を引き下げた富士通<6702>や、シャープ<6753>などの電機株も売られた。半面、7＆iHD<3382>、良品計画<7453>などの小売株が上昇。サービス株では、アイロムHD<2372>がストップ高配分となり、都競馬<9672>も堅調。

新興市場で日経ジャスダック平均株価は6日続伸。ダルトン<7432>、アイオデタ<6916>、アイル<3854>などがストップ高。半面、遠州トラック<9057>、理研グリン<9992>、ゲトウェイＨ<7708>などは下落した。
提供：モーニングスター社