新日本科学<2395.T>がストップ高で2000円大台を回復。ここにきて一気に買い人気を復活させている。同社は、4月9日に理化学研究所認定ベンチャーである日本網膜研究所の3億円の第三者割当増資を引き受け、同研究所が進める網膜疾患を適応症としたiPS細胞技術の早期の臨床応用・実用化を支援することを発表しているが、この日本網膜研究所がIPOを検討しているとの観測が、手掛かり材料となっている。
新日本科学は再生医療などバイオ関連人気の中軸銘柄のひとつで、長崎大学と「脳保護作用を有する新規活性ペプチドの脳梗塞治療薬としての開発」に関する共同研究契約を締結したことや、これに先立って京都大学iPS細胞研究所とiPS細胞を使ったパーキンソン病治療の実現に向けた共同研究を進めることを明らかにするなど思惑材料を数多く内包しており、投機資金のターゲットとなっている。
新日本科学の株価は13時8分現在2078円(△400円)

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