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シンガポールの塗料大手ウットラム・グループは21日、日本ペイント(4612)に大規模買い付けに関する提案書を提出したと発表した。ウットラムは既に日本ペ株を14.6%保有する筆頭株主だが、出資比率を約45%まで高め、事実上買収する。ウットラム・グループは1株900円でのTOB(株式公開買い付け)によって、日本ペ株8000万株の取得を想定する。技術力が高い日本ペを傘下に収めて一段の成長を目指す。
提案は日本ペの買収防衛策に従ったもので、同社の取締役会による検討を経て、買い付けが可能になった時点から1年以内にTOBを実施する計画という。一方で日本ペは同日、TOBを実施する予定のウットラムの完全子会社ニプシー・インターナショナル(香港)から、「大規模買付行為に関する提案書」などを受け取ったと発表した。「内容に関し現在確認・検討中で、対応は追って速やかに開示する」とし、現時点でTOBへの賛否は明らかにしていない。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
三菱商事(8058)は18日、持ち分法適用会社で東証1部上場の米久(2290)をTOB(株式公開買い付け)で連結子会社化すると発表した。21日から2月20日までの期間に1株950円(18日終値は743円)で買い付ける。買い付け株数の下限は株式保有割合が50%超となる589万9200株で、上限は設けない。買い付け増額は最大176億円を見込んでいる。米久は同日、TOBに賛同の意見を表明した。
三菱商は食料分野について原料の調達から加工、小売りまで一貫して行う事業強化を進めており、食肉加工を手掛ける米久を子会社化することで事業基盤の拡充とコスト競争力の強化につなげられると判断した。公開買い付けの結果、米久株が上場廃止基準に抵触しそうになったときは、立会外分売や売り出しを実施することで上場維持を目指す考えだ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
「コメダ珈琲店」を展開するコメダ(名古屋市)は15日、アジア系投資ファンドのMBKパートナーズがコメダの株式を取得すると発表した。筆頭株主である国内投資ファンドのアドバンテッジパートナーズとMBKが同日、株式譲渡契約を結んだ。MBKによる買収を機にコメダは出店を加速し、国内1千店体制の確立を急ぐ。
MBKが2月にアドバンテッジ(出資比率78%)のほか、サッポロホールディングス傘下のポッカサッポロフード&ビバレッジ(同12%)などから全株を取得する。買収総額は負債も含め約430億円とみられる。
コメダは中部を中心に現在484店を展開。2013年2月期に約60店の出店を計画するが、MBK傘下で早期に年間3ケタの出店ペースを実現する。サッポロHDは15日、今回の株式譲渡益約34億円を特別利益として13年12月期に計上すると発表した。
MBKは日中韓のアジア主要3カ国で企業買収投資を手がけている。日本ではTASAKI(旧田崎真珠)や大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の運営会社などへの投資実績がある