今日の株式市況
3連休明け18日後場の日経平均株価は前週末比35円安の9,123円。TOPIXは同1ポイン
ト高の758ポイント。騰落銘柄数は値上がり956銘柄、値下がり567銘柄、変わらず158銘柄。利益確定売りに押され、日経平均は引けにかけて下げ基調を強めた。アジア株の下落も重し。あすの日銀金融政策決定会合の結果公表を前に様子見ムードも強く、買いが入りづらかったという。ただ、全体的にはしっかりした銘柄が目立ち、TOPIXは4日続伸した。市場からは「注目される日銀金融政策決定会合で動きがなくても、次回会合に含みを持たせる内容であれば、特に不安材料にはならない。一時的にドル・円が下落することはあったとしても、海外株の動き次第で日経平均は5月上旬に開けた『マド』埋めにトライするとみられる」(中堅証券)との声が聞かれた。
前日の米国市場
17日の米国株式は5日ぶりに反落、NYダウは前週末比40ドル安の1万3,553ドル、ナスダック総合指数は同5ポイント安の3,178ポイントで取引を終了した。出来高概算はニューヨーク市場が6億6,514万株、ナスダック市場が14億5,905万株だった。ニューヨーク連銀の9月製造業景気指数がマイナス10.41と市場予想のマイナス2.0を下回ったことから、利益確定売りに押される展開となった。米金融大手のバンク・オブ・アメリカやアルミ大手のアルコアなどが売られた一方、「iPhone(アイフォーン)5」の好調な予約状況を発表したアップルが連日で、上場来高値を更新した。NY外国為替市場でドル・円は78円71銭、ユーロ・円は103円24銭で取引を終えた。
業種・個別株動向
業種別(東証33業種)株価指数は値上がり23。値下がり10。電力・ガス、鉱業、その他製品が値上がり率上位。小売、輸送用機器、陸運が値下がり率上位。関西電<
9503>など電力株がしっかり。国際帝石<
1605>、出光興産<
5019>など石油関連株や、双日<
2768>など商社株も買われた。ソニー<
6758>などハイテク株や、旭硝子<
5201>などガラス株も堅調。三菱UFJ<
8306>など銀行株や、大和証G<
8601>など証券株も継続物色された。半面、ファーストリテ<
9983>、平和堂<
8276>など小売株は弱含みで推移した。日産自<
7201>、ホンダ<
7267>など自動車株も停滞。ルック<
8029>など繊維株の戻りも鈍かった。JR東海<
9022>、日立物流<
9086>など陸運株も売りが継続した。KDDI<
9433>、WNIウェザ<
4825>など情報通信株もさえない。
新興市場・IPO
新興市場で日経ジャスダック平均株価は4日続伸。ウィル<
3241>、大森屋<
2917>、ガンホー<
3765>などが買われた。半面、日本ミクロ<
5381>、インスパイア<
2724>、新コスモ<
6824>などは軟調。
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